「"KOSEN(高専)4.0"イニシアティブ」平成30年度採択事業

"ロボットと共に育つ"実践型AI活用人財育成

基礎

ものづくりとAI(基礎)

AIとは何かを簡単なものづくりを通して学ぶ

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応用

ものづくりとAI(応用)

AIを使ったシステムの動作と解析方法を学ぶ

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ものづくりとAI(基礎)

このクラスでは、AIとは何か、簡単なものづくりを通して学びます。

  • クラスの特徴
  • 2〜3年生で学ぶ基礎的な数学とAIとをリンクさせます。
  • 簡単なロボット製作を行いAIを実装します。
  • 2〜3年生を目安としますが、4〜5年生でも受講可能です。
LEGO Mindstorms

テーマ例(詳細はシラバスを参照してください)

回帰

LEGO Mindstormsのモータの回転速度とボールの飛距離についての予測モデル(ニューラルネットワークモデル)を構築する。

分類

LEGO Mindstormsの色センサのデータを元に、目の前にある物体を識別するニューラルネットワークモデルを構築する。


ものづくりとAI(応用)

このクラスでは、AIを使ったシステムの動作と解析方法を学びます。

  • クラスの特徴
  • 人型ロボットの制御を通して学びます。
  • AI推進啓蒙活動において講師を担当します。
  • “AI基礎クラス”の講師を担当します。
  • 地域との連携により実践的AI技術を修得。
  • 4〜5年生を目安としますが、基礎クラス程度の知識を持つ2〜3年生でも受講可能です。
Nao6

テーマ例(詳細はシラバスを参照してください)

分類

人型ロボットで把持した物体が何であるかを、AlexNet (CNNの一種) を用いて判別する。

回帰

人型ロボットを適当に動かしたデータから、人型ロボットのモデルを作成し、手先位置の予測器を作成する。

異常検出

人型ロボットの一部に調整を施した(重い物を持たせるなどした)ときの運用データの変化から、どのような異常が起きているのかを検出・判断する。

出前授業

LEGO MindstormsをベースにAIを使ってロボットを動かす、というような出前授業を行う。


Q&A

Q. E科やD科のためのカリキュラムじゃないの?

A. 本カリキュラムではロボットを扱いますが、「ロボット=センサとモータ等のアクチュエータの集まり」と考えられ、本カリキュラムで得た知識は、工場のラインや製造現場でも応用可能です。様々な分野の専門知識を持つAI活用技術者は今後需要が増えると考えられますので、全学科の学生さんの受講をお待ちしております。

Q. プログラミング苦手なんですけど...?

A. そんなあなたが「ロボットが動くようになった!」と楽しみながらプログラミングも学べるのが本カリキュラムです。AIに興味があればぜひ受講してください。

Q. AT/PE課程を受講してるのですが受けられますか?

A. 本カリキュラムは授業時間帯ではなく、全て放課後に実施します。もし負担にならないのであれば、両方を受講可能です。AT/PEの知識を持ち合わせたAI技術者になれるチャンスでもあります!

Q. いつ授業を行うの?

A. WebClassの仕様上、月曜8限になっていますが、基本的にすべて放課後に実施予定です。受講生は、自分の都合の良い時間に部屋に来て実習を行います。また、こういった自由な時間に実施することから、教員が講義をする形式ではなく、WebClassを用いたe-learningによる自学自習スタイルでの開講を目指しています。もちろん、教員に聞くこともできますし、応用クラスの学生が基礎クラスのTAになるなど、わからないときにはすぐに聞ける体制を整えます。


受講申込など

各教室に申込み方法を記載したポスターを掲示しています。WebClassにポスターのPDFをおいていますので、そちらを参照してください。

WebClassを開くと、下側の「参加可能なコース」のところに"ロボットと共に育つ…"があります。こちらの「参加」すると、中身が見れるようになります(下図のように月曜8時間目に登録されます)。参加=受講申請ではありませんのでご注意ください。

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担当者からのメッセージ

AI課程責任者からのメッセージ

本校は大学と同じ高等教育機関であり、様々な研究を学生の教育へ還元することも使命の一つです。自身の研究やマシンラーニング応用ラボの活動を通して得た知見を学生に還元することで、人工知能の知識と高専の強みである『ものづくり』の技術とを兼ね備えた学生を輩出できるよう、本課程に注力していきます。興味のある学生の皆さんと共に、魅力ある良い課程にしていけたら良いなと思っています。

(電子制御工学科 助教・田中大介)

tanaka