- 第53回大河内賞 大河内記念技術賞 (受賞の一覧)
垂直磁気記録ハードディスク装置の開発と実用化 63巻3号 (2008.3)
link
1977年に東北大学岩崎俊一名誉教授が発明された垂直磁気記録方式は、
原理に見合う記録安定性能の達成が長い間課題であった。これは、磁化転移
中心では安定であるが、中心から離れると磁化が減衰するためであることを
見いだし「(1)酸素による粒界分離構造を持ち、高い核生成磁界と微粒子構造
を両立させる独創的なCoPtO(コバルト白金酸素)系垂直磁気異方性媒体技術、
(2)高い核生成磁界によりじょう乱磁界に耐え記録磁化を安定に維持する
垂直磁気記録機構技術」を開発した。これらを垂直磁気記録方式
ハードディスク装置(HDD)に実装し、世界最高記録密度を持つ世界初の
垂直磁気記録方式HDDを2005年5月に量産・製品化し、情報社会における
垂直磁気記録方式HDDの礎を築いた。
- 拡がる大容量HDD搭載AV機器の世界 60巻12号 (2005.12)
link
- 小型・大容量HDDの開発動向 60巻12号 (2005.12)
link
- 田中陽一郎 :
``
次世代ストレージを切り開く垂直磁気記録HDD技術
[link]'', vol.60, no.2, pp.82-28, Feb. 2005.
- Kashihara :
HDD DVD の再生信号処理技術, vol.60, no.1, pp.25-28, 2005.
link
- Tanaka, Nakamura, Watanabe :
磁気記録技術及び光ディスク技術の現状と動向, vol.57, no.7, pp.2-7, 2002.
link
- Toyoda, Fujita, Kurobe, Ishikawa : ナノテクノロジーの動向と展望,
vol.57, no.1, pp.2-8, 2002.
link
- 特集I 磁気および光ディスク技術, vol.54, no.8, 1999.
link